『8割以上の老人は自立している!』
- 2017/03/13(Mon) -
柴田博 『8割以上の老人は自立している!』(ビジネス社)、読了。

「老年学」を提唱しているという著者。
老人の自己弁護かしら?と懐疑的な目で読み始めましたが、
第1章の「日本型『生きがい』とは何か」が、
欧米との比較文化論的な視点で書かれてて、意外と面白かったです。

そして、日本人にありがちな「幸せに見られたい症候群」を批判しており、
溜飲が下がる気分になりました(笑)。

老後の人生において、何を行い、何を所有し、何を楽しむか、
その軸が、自分自身の感情ではなく、他人の目にどう映るのかに、
立っている人が、あまりにも多いように感じます。

それは結局、「みんながやっているから」というような横並び意識であり、
「みんなが望んでるけど簡単には叶えられないことを自分は実現できて満足」
というような空疎な競争意識でしかないように思います。

そういう姿勢を批判する著者の立場は、
若い世代の私から見ても、納得のいくものでした。

あとは、この本を読んだ老年の人々が、
「著者の言う通り!俺はそんな横並び人間ではない。著者と同じ高みに居るんだ!」と
自分を過大評価し、結局は、周りが見えていないような態度にならなければ
いいのになぁ・・・・と願うばかりです。

私自身、謙虚に自分を振り返るきっかけにしたいものです。


8割以上の老人は自立している!8割以上の老人は自立している!
柴田 博

ビジネス社 2002-01
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