『死定席』
- 2017/03/03(Fri) -
森村誠一 『死定席』(中公文庫)、読了。

どこでもらってきたのか忘れましたが、
ずっと積読になっていた一冊。

アメリカ留学と称して、2年間アメリカで遊び呆けてた・・・・・
というか、アメリカのセレブ婦人連中を相手に
売春ビジネスをしていた主人公の男。
日本への帰路で若く美しい女に出会い、新たな獲物と思い近づいていくと、
財閥トップのお妾さんの娘だった。

というわけで、前半は、延々と主人公がこの娘を篭絡するまでの
プロセスが描かれているのですが、これが退屈で・・・・・(苦笑)。

古びた色恋モノを読んでいるような展開の遅さと、
あまり目新しい要素が登場してこない平板な内容。
新しく狙った獲物と、これまでの生活を支えてくれた女の間で
上手く立ち回ろうとする男という、なんとも魅力のない人物で・・・・。

中盤、主人公が財閥トップの父親と顔を合わせてからは、
財閥内の人事闘争というか足の引っ張り合いが絡んできて、
ビジネス要素が強くなったので読み通すことができましたが、
それがなければ、途中で挫折してしまってたかも。

日常で起きる色恋沙汰の殺人事件というのは、
大半が、こういうつまらない人間関係の中から生まれるものなのでしょうね。


死定席 (中公文庫)死定席 (中公文庫)
森村誠一

中央公論新社 1998-01-01
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