『民王』
- 2017/02/25(Sat) -
池井戸潤 『民王』(文春文庫)、読了。

池井戸氏が政治モノと聞いて読んでみましたが、
政治モノというよりはドタバタコメディですね。
池井戸氏の銀行モノと同じ重厚さを求めてはいけないようです。

日本国の首相と、その大学生バカ息子が
ある日突然入れ替わってしまうという設定。
一応、テロリストによる科学的な攻撃によるものと解説されていますが、
しかし、人の中身が入れ替わるという設定は、
やっぱり物語としては軽いです。

エンタメ小説として読んでいれば、
くだらない大人の行動に対して、斬って捨てるような放言があったりして
スカッとする部分はありますが、
政治小説としては、あまりに狭い人間関係の中でワチャワチャしているだけで、
世界観の広さというものは何にもありません。

国会で翔ちゃんが本音をぶちまけた後、
世論の反応とかが描かれるのかと期待したら、
完全スルーで拍子抜け。

サクサク楽しく読めるけど、あまり心に残るものがなかったです。


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池井戸 潤

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