『天才』
- 2017/02/10(Fri) -
石原慎太郎 『天才』(幻冬舎)、読了。

昨年のベストセラー。
徳ちゃんも紹介していたので気になってました。

そしたら、なんと親がハードカバーで買ってて、
ラッキ~♪と思って持ってきたものの、分厚いな・・・・ということでしばらく積読。
いつ読もうかなぁ?とペラペラ捲ってみたら、
字デカっ!行間広っ!ということで、すぐ読んでみました(笑)。

田中角栄氏が独白しているかのような文体。
そこに著者である石原氏の存在は消えています。

この本を通して感じたのは、
政治家・田中角栄の天才ぶりではなく、
作家・石原慎太郎の天才ぶり。

自民党総裁にのし上がるまでの間は、
ほとんど政策や政治エピソードには触れずに話を進め、
総裁になったとたんに外交の裏側のことを書き尽くす。
この緩急のつけ方、無駄の削ぎ落し方が、お見事です。

田中角栄の政策がどうだったか、
政治家としての手腕が日本にどんな影響を与えたかということよりも、
とにかく、田中角栄というのはどういう人物だったかを浮き彫りにし、
その人生哲学のようなものを描き出した作品だと思います。

いはやは、面白い読書でした。


天才天才
石原 慎太郎

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