『熊野灘』
- 2017/01/08(Sun) -
岡村嘉作 『熊野灘』(武蔵野書房)、読了。

お魚文化の話かな~と思って買ったら、
江戸時代以降、和歌山県が遭遇した外国船籍の座礁事故や
外国人が絡む事故において、地元民がどのように行動したかを
物語調にした作品でした。

5つの話が入っていますが、
やはり、鎖国時代に起きた座礁事故が、
単なる異国人との遭遇という要素だけでなく、
下手な関わり方をしたら、幕府から罰せられてしまうかもしれないという
特殊な心情的制約が入ってきており、
地元民の揺れる心情が興味深かったです。

その後、明治時代の事故の話が収録されていますが、
だんだんと地元民も世慣れてきたというか、
開明的になってきたところがあり、
異文化交流のお話になりがちでした。

最後に収録された、トルコのエルトググル号の座礁事故は
映画化されたりして有名なお話ですね。


熊野灘熊野灘
岡村 嘉作

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