『きいろいゾウ』
- 2017/01/07(Sat) -
西加奈子 『きいろいゾウ』(小学館文庫)、読了。

田舎に住む若夫婦「ムコさん」と「ツマ」の物語。

作家として独り立ちしたばかりのムコさんと
生き物と会話ができてしまうツマ。
そんな2人が1か月前に引っ越してきた田舎町には、
ちょっとズレた田舎の人たちと、飼われてるもの、半ノラ、ノラの生き物たちが居て、
毎日たいして変わらない不思議な日々を送っています。

この、何も起きない日々の描写が心地よく、
正月ボケの頭にはちょうど良かったです。

なのに、後半、一天にわかに掻き曇り・・・・・
この急変ぶりが、途中で前触れの表現は出ていたとはいえ、
ちょっと付いていけないぐらいのギャップでした。

前半のファンタジー感に比べて、
後半の現実のドロドロ感というか、
後半も話自体は突飛な内容なので、リアリティとはまた違った、
人間の嫌らしさみたいなドロドロ感が極端で、苦手でした。

やや後半は読み飛ばし気味。

前半の夢物語だけでは、作品として締めようがないというのは分かるのですが、
それにしても急転直下な感じでした。
『さくら』にも、そんなところがありましたし、
この作家さんの作風なんですかね。


きいろいゾウ (小学館文庫)きいろいゾウ (小学館文庫)
西 加奈子

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