『痺れる』
- 2016/11/25(Fri) -
沼田まほかる 『痺れる』(光文社文庫)、読了。

短編集は初めてでしたが、
長編作品よりも、短編集の方が好きかも。

人間の気持ち悪いところを描きつつ、
その気持ち悪さをどこかで受け入れてしまう人間の不思議さを
描いていて、興味深かったです。

ちょっと病んでいる感じの人物は、
どちらかというと女性で描かれることが多いような印象を持っているのですが、
本作では、男性側が病んでいる設定が多く、
慣れないせいかドキドキしてしまいました。

そして、そんな病んだ男性に恐怖を感じながらも
どこかの点で受け入れてします女性。
結局、女性の方も病んでいるということか・・・・・。

自分は日常生活を送っているつもりでも、
急に降りかかってくる不気味な接点。
その接点を振りきることができなければ、
どんどんドツボにはまっていってしまう恐怖。
それを上手く描いている短編集でした。


痺れる (光文社文庫)痺れる (光文社文庫)
沼田 まほかる

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