『魚のとむらい』
- 2016/11/16(Wed) -
田口理恵 『魚のとむらい』(東海大学出版会)、読了。

県立図書館で偶々見つけた本。
面白そうなので借りてきました。

日本各地にある魚の供養碑。
クジラが有名ですが、マグロ、ブリ、タイ、ウナギ、果てはカエルまで
様々な種類の供養碑が紹介されています。

どの供養碑にも、その生き物を供養する積極的な理由があり、
「なぜカツオ?」という疑問にきちんと答えてくれるだけの
歴史と文化を保有しています。

こうやって、きちんと意味を後世に伝え続け、
次の世代の人々もきちんと受け継いでいる姿勢が
何よりも素晴らしいと感じました。

そもそも生き物の供養碑が、こんなにも身近にあるのは
世界的にも日本だけのようですが、
針供養とか、生き物以外も供養してしまう民族ですからね(笑)。

どんな生き物、モノに対しても、感謝の気持ちを忘れないことが
日本人としての生きる姿勢の軸の一つになっていると思います。

本作はフィールドワークの側面が強かったですが、
今度は、宗教学的な側面からの考察も読んでみたいです。


魚のとむらい―供養碑から読み解く人と魚のものがたり魚のとむらい―供養碑から読み解く人と魚のものがたり
田口 理恵

東海大学出版会 2012-04
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