『おとなの教養』
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- 2016/11/12(Sat) -
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池上彰 『おとなの教養』(NHK出版新書)、読了。
東工大のリベラルアーツセンターで教鞭をとる著者が、 「現代のリベラルアーツ」として選択した7つの分野。 「宗教」「宇宙」「人類の旅路」「人間と病気」「経済学」「歴史」「日本と日本人」 「経済」とか「法律」とかいった学問分野から7つ選ぶのかと思っていたので この並びを最初に見たとき、「?」と腑に落ちないところがあったのですが、 「自分がどこから来て、どこに行くのか」という観点で選んだジャンルだと分かり、 1つ1つの解説を読んでいく過程で、だんだんと得心できました。 著者の本は、単なる解説にとどまらず、 著者自身の価値観を反映させた評価を加えていくので、 その見解に対して賛否どちらであったとしても、 読んでいて自分の頭が刺激される感覚を味わえます。 時々ドキッとするような右寄りの意見を言いながらも、 ベースは左寄りのような印象を受ける不思議な人です。 上手くバランス取ってる感じでしょうか。 とりあえず、この本を押さえておけば、 初歩の初歩であるにしても、教養の世界の入り口に指をかけるところに 行けるのではないでしょうか。
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