『フグと低気圧』
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- 2016/10/30(Sun) -
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椎名誠 『フグと低気圧』(講談社文庫)、読了。
シーナさんの日々を切り取ったエッセイ。 海に行ったり、新宿で飲んだり、ホテルで怒られたり。 初っ端、三重県の話が出てきましたが、 東ケト会の最初の旅は、やっぱりシーナさんにとっても 思い出深いものだったんだなぁ・・・と感慨にふける。 日常をほんとに「切り取った」エッセイなので、 数日に渡る旅行の話が前半でぷつりと終わっていたり、 「その話はまた今度」となっている今度が本作中には出てこなかったり、 なかなかに思うがままの構成となっております(笑)。 一番面白かったのは、大人の運動会のお話。 3つの会社が各50人以上ものメンバーを集めて 本気の真面目な運動会をしようというもの。 この手のイベントごとの大変さは自分自身身に染みてわかるのですが、 各社から計8名の実行委員を出して、ちゃんと打合せを重ねるところなど 気合が入ってます。 そして、皆さん、本当に楽しそうにはしゃいでいる様子が伝わってきて、 こういう真剣にバカをやれる大人になりたいなと 大学生の頃に思っていたことを思い出しました。 まだ、遅くはないか(笑)。
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