『幸せになっちゃ、おしまい』
- 2016/09/19(Mon) -
平安寿子 『幸せになっちゃ、おしまい』(幻冬舎文庫)、読了。

小説作品で見せるウィットに富んだ会話や女の性をシニカルに分析する視線が
エッセイでも楽しめるかな?と期待して買ってきましたが、
冒頭で3.11の原発問題などの話しが出てきて、
あれれ?なんだか重たいな・・・・・と。

すると今度は、自身の旅行エッセイ等の章になり、
重さはなくなったものの、おばちゃんのお小言みたいな印象で、
小説作品が持つポップな感じがあまりありません。

小説では、主人公たち20代や30代の女性の少し上の世代の人が
書いているのかな?と思うぐらいの、自然な若々しさやポップさがあるのに、
エッセイでは露悪的なぐらいおばちゃん風を吹かせており
イメージが全然違いました。

後半に増えてくる、社会を考察したエッセイは、
視点の面白さや、世相を切り取った絶妙な言い回しが、
平女史らしい面白さだなと、やっと思えるようになりましたが、
エッセイ集として全体を眺めると、
なんだか非常にちぐはぐとした印象を残す一冊でした。


幸せになっちゃ、おしまい (幻冬舎文庫)幸せになっちゃ、おしまい (幻冬舎文庫)
平 安寿子

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