『猫と針』
- 2016/09/17(Sat) -
恩田陸 『猫と針』(新潮文庫)、読了。

恩田作品にしては薄い本だなぁ・・・・
と思って買って来たら、戯曲でした。

5人の登場人物による密室劇+独白。

90分の芝居だったということで、
同じぐらいの時間で読み終えることができました。

不安を煽るような伏線があれこれ張られているのですが、
いまいち大きな展開がないまま、
シンプルな形で回収されていく感じで、ちょっと消化不良。

第一場の舞台設定と展開に、
「こりゃ、ドロドロとした大変なことが起こりそうだ!」と非常に期待したのですが、
不発のまま終わってしまいました。

劇そのものを楽しむというよりは、
戯曲の前後に挿入された著者による戯曲制作日記を楽しむような作りになっており、
小説家としては、ちょっと逃げているような印象も受けました。

芝居作りの舞台裏を知りたいという方には、
非常に面白い作品なのではないでしょうか。


猫と針 (新潮文庫)猫と針 (新潮文庫)
恩田 陸

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