『日本中枢の崩壊』
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- 2016/08/03(Wed) -
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古賀茂明 『日本中枢の崩壊』(講談社)、読了。
実家のお店にあった、お客様からいただいたという本。 元・経済産業省のエリートが、 政/官の馴れ合い構造について告発する本。 数々の制度改革案を省内で提言してきたものの いずれも途中で挫折してしまった裏側には、 政治家による梯子外しや、官僚による政策の潰し合いがあった・・・・・。 1個1個の政策案の検討過程や、交渉過程、 反対派の押し戻しや政治家による骨抜き化など、 具体的な様子が描かれており、興味深いです。 民主党政権時代の話が多いのですが、 いかにも民主党(民進党)らしいグダグダっぷりが、 ある意味、期待を裏切りません。 現政権において、著者が官僚として残っていたら、 どんな行動を取ったのだろうかと気になります。 本作では、個々の政策の話に終始することが多かったのですが、 著者による、日本再生の大きなビジョンを聞いてみたいなと感じました。
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