『されど、かすみ草』
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- 2016/07/30(Sat) -
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藤堂志津子 『されど、かすみ草』(実業之日本社)、読了。
結婚に向けて素敵な男性を探そうとする20代のOL。 主人公は地味で堅実な性格。 親友2人は、男性とのトラブルで借金を抱える暗い女と、 反対に社交性があり陽気だけれど軽い女。 そして、主人公は、自分で決めることができず、同居するバツイチの叔母に相談しまくる。 うーん、残念ながら3人とも共感できず。 あえて言うなら、お金持ちの全夫と死別し、30代半ばにして定職にもつかず 人生を謳歌している叔母の、自由な視点で社会や3人を評するスタンスが 興味深いという感じでしょうか。 でも、職を持たずにふらふらしているのは、 やっぱり人間の生き方として共感できません。 登場してくる男性の方も 軽かったり、慎重すぎたりで、あんまりパッとしません。 うーん。作品の書かれた時代でしょうかね。
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