みえアカデミックセミナー2016 オープニング
- 2016/07/02(Sat) -
みえアカデミックセミナー2016 オープニング 『経済は誰のため?何のため?』

イギリスのEU離脱問題に揺れる今日この頃、
浜矩子教授の講演会があるというので、急遽申し込みました。

会場は1900席以上ある大ホール。
そこが3階席含めて9割近く埋まっているのですから、
イベントとしては大成功でしょう。
イギリス様様ですね(苦笑)。

が、もう一つ、参議院選挙という時事ネタがありまして、
こちらも、きっと聴衆を集めているはず。
特に、反・アベノミクスの面々を。

で、安倍政権の政策を「アホノミクス」と呼んでいる浜先生ですから、
今日の話題も、ほぼ反・アベノミクス。

会場の反応も、浜先生が「アホノミクス」と声を大きくするたびに笑いが起こり、
時には拍手まで湧き上がる状況です。

うーん・・・・・。

まぁ、地方都市だし、聴衆は高齢者が多いし、
しかも民主党の岡田さんの地盤の三重県ということで、
自民党政権には厳しい見方が強いというのは頭ではわかりつつも、
「アホノミクス」という演出過多な言葉に、反射的に笑って拍手するのは
ちょっと、冷静な判断を欠いているのではないかと不安になります。

センセーショナルな言葉にはすかさず反応するのに、
肝心の「経済は誰のため?」という話を真面目にし始めると
リアクションが薄くなる聴衆。

私は、この講演会を3階席の端っこから眺めていたのですが、
なんだか、会場の空気として、あまり深い思考をしているように思えませんでした。
毒舌芸能人のトークを聞きに来たような感じでしょうか。

「経済政策で大事なのは均衡維持と弱者救済」「人の心がある経済を」という理想論と
「アベノミクスのここがダメ」という個別具体的な政策批判との間に、
「私たちは、このような社会を実現するために、こういう政策をとるべき」という
具体的な提言がないように感じてしまいます。
それは、今日の講演だけでなく、著作においてもですが。

イギリスの国民投票に置いて、「EU離脱」へ票を投じた人々というのは、
今日のこの会場にいた人々のような階層の人々なのかなと考えてしまいました。

アベノミクス批判のために表現・演出は笑えるように工夫されていましたが、
では、今日の集まりから、何か新しいものが生まれるかというと、
そのような萌芽は感じられませんでした。


みんなで行こう アホノミクスの向こう側みんなで行こう アホノミクスの向こう側
浜 矩子

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