『韓国新幹線を追え』
- 2016/06/21(Tue) -
西村京太郎 『韓国新幹線を追え』(光文社文庫)、読了。

十津川警部、なぜか韓国で起きる要人暗殺事件を担当することに。
どんだけ担当範囲が広いんだ!(苦笑)という内容で、
警察の組織論としてはリアリティがないのですが、
軍隊モノとして読んだら意外と面白かったです。

要人暗殺未遂事件の対処のために、
十津川警部ら日本の警察とSP、韓国の警察とSP、
そして韓国軍が関わることになるのですが、
本作内で語られる、警察と軍隊のリスク対処の思想の違いが
興味深かったです。

計画が成功したときのプラス要素をどう勘定し、
失敗した時のマイナス要素をどこまで考慮するか、
確かに、組織の目的が違えば、目標設定も効果測定も違うんだろうなと納得。

そのあたりの分析が面白かったので、
ストーリーのリアリティは、あまり気になりませんでした。

日韓関係についても、意外とストレートな物言いで書いてますし、
変な考慮がない分、読みやすかったです。

ま、でも、本作は、十津川警部シリーズの中では
例外的な作品なんでしょうね。


韓国新幹線を追え (光文社文庫)韓国新幹線を追え (光文社文庫)
西村 京太郎

光文社 2009-05-12
売り上げランキング : 957853

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

関連記事
この記事のURL |  西村京太郎 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『やさぐれ青春記』 | メイン | 『戦前昭和の社会』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/4884-538ea8a8
| メイン |