『真実の瞬間』
- 2016/06/18(Sat) -
赤川次郎 『真実の瞬間』(新潮文庫)、読了。

信頼ある企業の重役を務める父が、
ある日突然家族に過去の罪を告白した。
それは、20年前の殺人事件にまつわるもので、
父は、それを公にして償いたいと言い出した・・・・。

遺族の元にお詫びに行きたいというところまでは
理解できるにしても、その遺族から「何もするな」「自己満足だ」と非難されても
なお何かをしたいとしつこく食い下がる姿には、
共感ができませんでした。

遺族が言うように、まさに、自分の気持ちを満足させるためだけの行為のようにしか思えず、
仕事面では信頼されていた人物が、
なぜこのような誤った判断に傾倒していくのかが分かりませんでした。

家族も自己中心的な人たちか、視野の狭い人たちばかりで、
作品としての広がりもあまり感じられません。

最後、どうやってこの物語を締めるのだろうかと思っていたら、
大きな結論もないままのなし崩し的なエンディングでした。

うーん、赤川センセ、どうしたんだろう?


真実の瞬間 (新潮文庫)真実の瞬間 (新潮文庫)
赤川 次郎

新潮社 1986-08-27
売り上げランキング : 1140729

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ


関連記事
この記事のURL |  赤川次郎 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『エーゲ海に捧ぐ』 | メイン | 『マーシャル・ロー』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/4877-b75bd3b2
| メイン |