『疲れすぎて眠れぬ夜のために』
- 2016/06/11(Sat) -
内田樹 『疲れすぎて眠れぬ夜のために』(角川文庫)、読了。

語り下ろしということでしたが、
しっかりした内容で読み応えがありました。
ま、後で相応に加筆されているのでしょうけれど。

日本人の生き方、考え方について、優しく説き諭してくれる感じですが、
思想のバックボーンには、やはりフランス現代思想の流れがあり、
私自身の考え方にマッチしやすいので、納得しながら読めました。

著者の説く生き方ってどういうものなのだろうかと
改めて考えながら読んでいたのですが、
「無限に可能性はあるが、可能性とは有限である」
「人間は自由に生きる方が良いが、あまり自由にさせ過ぎない方が良い」
というような主張から、平凡な表現を使うと「中庸」「バランスをとる」感じかなと。

自分なりの理解でいうと、「理想の限界を知る」というか「理想像は理念に過ぎない」というか、
現実世界をきちんと理解したうえで、しかも理想は理想であり現実ではないということを理解したうえで
完全な理想世界は実現しないけど理想に近づくためにどうするかということを
時には真面目に、時には不真面目に考えて行動するということなのかなと思います。

なんだか、上手く表現できませんが。

自分を知ること、自分が生きる社会を知ること、
その大切さを改めて認識しました。


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内田 樹

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