『人生、ブラボー』
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- 2016/05/31(Tue) -
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『人生、ブラボー』
お金のために継続的に行った精子提供により なんと533人もの子供ができてしまった主人公。 このうち100人を超える子供から、父親が誰なのか知りたいという 訴訟を起こされてしまうが、こっそりと1人1人の子どもに会いに行くうちに 彼らの人生のサポートをしようという気が湧き起こり・・・・。 コメディタッチになっていますが、 精子バンクとか、父親を知る権利とか、精子提供で誕生した障害児とか 重たい社会問題をテーマにした作品です。 533人というのは非現実的であったとしても、 その分、精子バンクの問題を集約して扱えているように思います。 中盤、主人公の借金問題がうやむやのまま展開していくので 都合よく甘い展開だなと感じてしまいましたが、 まぁ本題でもないので、こんなものなんでしょう。 子ども1人1人に会いに行った先々での展開も 都合よく甘い部分はあるものの、 なんだか応援したくなる憎めない主人公。 温かい心を持っているのに、話の段取りとかつじつま合わせに失敗し 軽い男と思われてしまっている不幸。 でも、きちんと見てくれている人には伝わるというのが 作品の温かさの理由かな。 判決後の弁護士インタビューの展開には笑いましたが、 くすっと笑えるシーンも多く、ハートフルコメディとしてしっかりした作品だと思います。
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