『フライト』
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- 2016/05/26(Thu) -
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『フライト』
航空機事故から奇跡の生還を果たしたパイロットが、 一転してアルコール操縦の疑いをかけられるというサスペンス。 ま、疑いというか、もろアル中なんですけどね(苦笑)。 前半の飛行機事故シーンは、 緊迫の場面の連続で、手に汗握る、まさに映画としての本領発揮でした。 事故当日の朝に、コカインを吸うシーンがあったので、 最初は、薬物による操縦ミスという設定なのかと思ってしまいましたが、 事故原因は機体の整備ミスという展開。 機長としてはベストを尽くしたということでしょう。 で、物語は中盤から、 機長のアル中をどうやって隠ぺいするのかということに向けて 組合や弁護士が動いていくわけですが、 そこはアル中、期待を裏切らないダメ男っぷりを露呈していきます。 この隠ぺい作業が、意外とあっさり進んでいくのが何だか拍子抜け。 マスコミの攻勢もぬるい感じですし。 で、最後は大きな展開があるのかと思いきや オーソドックスな流れで大団円を迎えました。 ま、社会派メッセージを持った作品ですから、 こういう締めくくりにしておかないと落ち着かないのかな。 一つ気になったのは、 機長の問題が、アルコールに集中していて、コカインへの言及が少なかったこと。 日本人の感覚としては、アルコールよりも薬物の方が重大な問題のように思えるのですが、 コカインというのは米国では、その程度の扱いなのでしょうかね。 生活を破壊する威力としては、アルコールの方が怖いということなのでしょうか。 この米国人の感覚も、何だか麻痺してしまっているようで怖いです。
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