『汚染海域』
- 2016/05/01(Sun) -
西村京太郎 『汚染海域』(廣済堂)、読了。

公害問題に絡んだ殺人事件を扱っていますが、
サスペンスとしては大した謎が起きませんし、
社会問題の摘発としては、通り一遍の問題の描き方で
どちらにしても非常に中途半端です。

登場人物の性格や、物語における役割も型にはまっていて、
目新しさがありません。

公害の原因を垂れ流し続ける企業と、
漁業補償の確保や風評被害の危惧から声を上げない漁師たち、
海が汚れていくことに真正面から取り組みながら若さゆえに脱線していく若者たち、
どれもありきたりです。

この構造が、ページの95%を読み進んだところまで続いていくので、
最後、どんな結末になるのか、果たして話がちゃんと閉じるのだろうかと
訝しんでいたところ、まさかの、これまたありきたりで投げやりな結末にガッカリでした。


汚染海域 (徳間文庫)汚染海域 (徳間文庫)
西村 京太郎

徳間書店 2007-05
売り上げランキング : 797149

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


にほんブログ村 本ブログへ

関連記事
この記事のURL |  西村京太郎 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<『神去なあなあ日常』 | メイン | 『ウランバーナの森』>>
コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/4826-1ea324be
| メイン |