『黒笑小説』
- 2016/04/07(Thu) -
東野圭吾 『黒笑小説』(集英社文庫)、読了。

このシリーズで一番面白かったです。

とある文学賞に5度目のノミネートをされたベテラン作家は、
その賞が獲りたくて仕方がないのだけれども、
各社の担当編集者たちは、他の候補者が獲るものと思い、
上辺だけのおべんちゃらを使いながら審査結果を待つことに・・・・・。

同業者を皮肉る作品ですが、これは著者自身の経験も踏まえているのでしょうね。
あれほど直木賞候補者の常連になった人もいないでしょうから(苦笑)。

他の作品は、シンデレラからストーカーまで、幅広いラインナップでどんどん読めます。
個人的には、「みえすぎ」の設定が面白かったです。

オチは相変わらずパンチが弱い気がしますが、
ストーリーの読みやすさや、ポップな展開は、私の好きな感じでした。

気軽に楽しめる短編集です。


黒笑小説 (集英社文庫)黒笑小説 (集英社文庫)
東野 圭吾

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