『科学的とはどういうことか』
- 2016/04/06(Wed) -
板倉聖宣 『科学的とはどういうことか』(仮説社)、読了。

いたずら先生ならぬ板倉先生による科学教室の本。

小中学生でも興味を持てるように分かりやすく易しい日本語で書かれていますが、
これは、むしろ小中学生を教える立場の先生が読むと、
得るところが多いのではないでしょうか。

「科学的とはどういうことか」というテーマについて
論理的に考えを突き詰めていく本はいくつか読んだことがありますが、
この本は、子供でも参加できる実験を通して
体験しながら「科学的」という価値観を学んでいこうという姿勢が特徴的です。

そして、手軽な実験には当然誤差が含まれるわけですが、
それを誤った実験、不正確な実験として否定するのではなく、
誤差の存在を踏まえて子供たちに肯定的に結果を受け止めてもらうための
事前の仮説の立て方や質問の投げかけ方を工夫するという発想が、
教育者として素晴らしいなと思いました。

私も小学校の理科の授業で、いくつか実験を見たり行ったりしましたが、
結構、はっきりと記憶に残っており、自然科学の面白さのようなものが
子供なりにつかめていたのだろうなと思います。

こういう体験の積み重ねが、教育なんだろうなと思います。


科学的とはどういうことか―いたずら博士の科学教室科学的とはどういうことか―いたずら博士の科学教室
板倉 聖宣

仮説社 1977-05-05
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