『本当の戦争の話をしよう』
| ||
- 2016/03/10(Thu) -
| ||
ティム・オブライエン 『本当の戦争の話をしよう』(文春文庫)、通読。
ベトナム帰還兵が綴った、「本当の戦争の話」。 戦争というのは、ヒーローを生んだり、助け合う美談があったり、 奇跡の生還劇があったり、敵との駆け引きがあったり・・・・・というような 物語になるべくしてなるものではなく、 「本当の戦争」とは、戦地に送られ、命令を待ち、人を撃ち、人に撃たれる、 ただただ、それだけの世界であるということを書いているのかなと思います。 伝えようとしていることは重要なことだと思います。 ただ、その分、小説のお話の方は、淡々とした描写になってしまい、 正直このテーマに思い入れがないと、読み進めることが難しかったです。 まだまだ、私がお子ちゃまの読書をしているということでしょうかね。
![]()
|
||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/4774-c86f629f |
| メイン |
|