『スティーブ・ジョブズ超解釈』
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- 2016/02/28(Sun) -
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成毛眞 『スティーブ・ジョブズ超解釈』(KKベストセラーズ)、読了。
マイクロソフトの元日本支社長がジョブズの仕事哲学について語るというので、 一体どんなことを述べているのだろうかと期待したのですが、 ちょっとイメージしたものとは違っていました。 まず、ジョブズは日本で持ち上げられすぎているというのは同意します。 エキセントリックな部分も含めて礼賛されてるきらいがありますが、 ビジネスマンとしては異様なところがある人だと思いますし、 経営者とか組織人とかいう観点で見たときに、このスタイルで成功するか否かは 結構、運次第なところがあるように思います。 だから、ジョブズの仕事の仕方から何かを学ぼうとするのは危険かなと思います。 一方で彼の人生哲学には学ぶべきところが多くあるようにも思います。 で、そんなジョブズの仕事の仕方を批判するときに、 著者は、マイクロソフトの立場から発言を繰り返しており、 折角の興味深い批評も、アップルVSマイクロソフトという矮小な世界に落ちてしまっているように思え、 そこは残念でした。 著者自身の仕事哲学は、それはそれで面白い方だと思うので、 変にアップルVSマイクロソフトという構図を取り入れない方が 読める内容になったのではないかと思います。
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