『「のび太」という生きかた』
- 2016/02/24(Wed) -
横山泰行 『「のび太」という生きかた』(アスコム)、読了。

「ドラえもん」に登場するのび太の思考や行動を通して、
最後はしずかちゃんと結婚という成功を手に入れる人生のススメを説いた本。

「のび太=ダメな子」という前提に立っているからこそ
「のび太流の生き方は、実は成功に近づく術だった!」というようなインパクトを
読者に与えているのだと思います。

しかし、私の目からすると、のび太の行動力は凄いと思います。
時に変な方向に突っ走ってしまいますが、普通の人は、変な方向であることに途中で気づいちゃいますし、
仮に気づかなかったとしても、ここまでのエネルギーをもって取り組めません。
のび太の凄いところは、ときに思い込みのエネルギーを得た突っ走り力だと思います。

長編作品なんて、八面六臂の活躍だったりするわけですよ。
しかも、優しくて、情に厚くて、弱者の側に立てる男です。
伊達に、人気漫画の主役を張っているわけではないのです。

のび太に見習おう!という主張ですが、正直かなりハードル高いと思いますよ。
こんな男はなかなか居ませんよ。

のび太を、出来ない子、ダメな子として認識をスタートさせ、
「のび太でもできるのだから、あなたも無理せずに達成できますよ~」
と呼びかけるのは、間違っているのではないかと思います。

日本人みんな、のび太をどのように評価しているのか、
そこを知りたくなってしまった一冊でした。


「のび太」という生きかた「のび太」という生きかた
横山 泰行

株式会社アスコム 2004-12-01
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