『国際メディア情報戦』
- 2016/02/23(Tue) -
高木徹 『国際メディア情報戦』(講談社現代新書)、読了。

具体的な国際政治の出来事を取り上げて、
その裏側でどのような情報戦略が取られていたのか、誰が動かしていたのかを解説した本。

その仕組まれた内容を知るに付け、
政治というものの狡猾さと、国際政治という大舞台で戦略がハマったときのインパクトに、
興味をそそられます。

ボスニア紛争での世論の喚起、アルカイダとアルジャジーラの関係、オバマ大統領の失点の取り返し等、
大局的には成功していても、ところどころで小さく躓いていたり、効果がなかったりして、
力量のあるスタッフをそろえても、必ずしも百選連勝ではないところが、
これまた人間社会の面白いところですね。

欧米どころか、東欧や中東でさえも、世界を相手にした情報戦をやってのけている一方で、
日本は情報戦が下手だというのが世間一般の評価であり、この本の評価でもあるところですが、
果たして、欧米並みに日本が策士になることについて、メリットは大きいのでしょうかね?

欧米に並んで公然と策士風を吹かすよりも、
今までのように、「わたくし、策士になる知恵も実力も持ち合わせていないんですよ~」という顔をしながら
裏では着々と情報収集をして根回しをしているという狡賢さを持った方が、
後から情報戦の世界に入っていくには効果的なのではないかなと思います。

ま、そういう狡賢い振る舞いが、一番難しいのだとは思いますが・・・・・。


国際メディア情報戦 (講談社現代新書)国際メディア情報戦 (講談社現代新書)
高木徹

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