『せいめいのはなし』
- 2016/02/02(Tue) -
福岡伸一 『せいめいのはなし』(新潮文庫)、読了。

福岡センセと異分野の専門家との対談ですが、
「動的平衡」という概念を、それぞれの専門分野に置き換えて解説してくれるので
頭にすっと入ってきましたし、また、基本的な概念はどんな分野にでも応用できるということが
実感できる面白い読書でした。
(そういうパターン認識ことが人間の特徴であり、落とし穴でもあると福岡先生に指摘されそうですが・・・・)

対談相手が、養老先生は王道ですが、
内田樹(哲学者)、川上弘美(小説家)、朝吹真理子(小説家)と別世界だったので、
その学際的なアプローチが面白かったです。

特に内田センセとの対談。
生物学における「動的平衡」の概念が、人間の経済活動にも適用できるというので、
「グルグル回す仕組み」について解説されているのですが、
まるで一つの生命体のように経済活動を捉える視点が興味深かったです。

様々な構造を都合よくパターン認識しているだけなのかもしれませんが、
しかし、そういう見方もできるということ自体が面白いなと。
異なる分野が次元を超えて繋がっていく様子には、純粋に知的興奮を覚えます。

内田先生の話を聞いて、ES細胞の働きがイメージできるようになるだなんて、
不思議な経験です(笑)。


せいめいのはなし (新潮文庫)せいめいのはなし (新潮文庫)
福岡 伸一

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