『夜回り先生』
- 2016/01/23(Sat) -
水谷修 『夜回り先生』(サンクチュアリ出版)、読了。

名前は聞いたことがあった「夜回り先生」。
一体、どんな活動をしている人なのだろうかと思い、読んでみました。

まず、思っていた本の体裁と違っていたことに驚き。
勝手に、ルポルタージュのような、客観瀬のある記述をイメージしていたので、
著者自身が物語の主人公であるかのような、情緒たっぷりの文章に
ちょっとたじろいでしまいました。

「なんだか、自分大好き、自分の活動自画自賛な感じの人だな」と
鼻白む思いを最初は持ってしまったのですが、
よくよく考えると、非行に走る少年少女には、こういう世界観をもった人が
刺さるのかなと思い直しました。

自己陶酔型のファンタジーに浸っている人だからこそ、
その人の世界に入ってしまえば、今まで自分が居た辛く悲しく寂しい世界から逃避できる。
まずは、今までの生活と、自分を切り離すことが第一の少年少女にとっては、
現実を忘れさせてくれるファンタジーな大人が安心できるのかもしれませんね。

こういう存在も世の中には必要なんだなと、
自分の日常とは距離を置いたところで感じた本でした。


夜回り先生 (小学館文庫)夜回り先生 (小学館文庫)
水谷修

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