『盲人重役』
- 2016/01/17(Sun) -
城山三郎 『盲人重役』(角川文庫)、読了。

地方鉄道の弱小鉄道会社が生き残るため
身を粉にして働く一役員のお話。

鉄道業というのは、とりあえずインフラを走らせておけば
一定数の乗客は見込めるということで、
経営陣に、将来に対する危機感が薄くなってしまう面はあるのかもしれませんね。

そんな中で、先手を打っていかないと大資本のライバル鉄道会社に負けると見て、
インフラの更新、観光客誘致、バスの活用、そして天皇陛下の御幸まで
企んでしまうやり手の役員。

やや上手く行き過ぎの感もありますが、
とにかく打てる手は全部打つというエネルギーを感じさせてくれる主人公です。

モデルが居るのかしら?と思って検索したら、島原鉄道の宮崎康平氏がそのようで、
まさに本作で描かれていたように、過労で失明されてしまったようですね。
それでも、昭和天皇のガイドをこなされたとは凄い執念です。

家出してしまった奥が残念な描かれ方で、
仕事のセンスはあっても、奥様選びのセンスはなかったということなのでしょうかね。


盲人重役 (角川文庫 緑 310-15)盲人重役 (角川文庫 緑 310-15)
城山 三郎

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