『棄霊島』
- 2016/01/13(Wed) -
内田康夫 『棄霊島』(文春文庫)、読了。

浅見光彦シリーズの上下巻の大作です。

五島列島の取材で意気投合した元刑事が、静岡の御前崎海岸で死体となって見つかる。
現役刑事時代に追っていた軍艦時までの連続殺人事件の疑いがある転落事故に
30年のときを経て光彦が挑む!

こんな感じの要約ですかね。

五島列島など観光名所の案内もあり、
軍艦島に象徴される産業の発展と衰退の歴史、
そしてその裏側にある朝鮮人の強制労働など
いろんな要素が絡み合っていて面白い作品でした。

光彦シリーズでは、ときどき著者の主義主張が急に語られるような突飛さが気になる時があるのですが、
本作では、大きな歴史のうねりの中で、著者の思いが上手く消化できていたように感じました。

この新幹線、関係者が乗り合わせすぎだろう!と思うところがないわけではないですが、
サスペンスというよりも、歴史ものとして興味深い作品でした。

しかし、本作は、朝鮮人問題を扱っているので、
テレビドラマ化は結構しんどそうですね。


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