『自分探しと楽しさについて』
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- 2016/01/09(Sat) -
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森博嗣 『自分探しと楽しさについて』(集英社新書)、通読。
「自分探し」という言葉が苦手です。 なんで、そんなことをやろうとするののか理解ができないのです。 というか、そもそも、どういう行為を「自分探し」と呼ぶのかが理解できていないのでしょう。 周囲の人との関係や、社会との関係、外部環境における位置づけ、 それらの複合的な要因が重なって自分という存在があるのだと私は思っているので、 周囲への眼を取っ払って、自分だけを見ようとしているように思える「自分探し」という行為が 理解できないのだと思います。 というわけで、通常、自分探しをテーマにした本には関心が向かないのですが、 森博嗣氏が書いているということで試しに読んでみました。 理系センスが織り込まれた小説を手がけている著者なので、 「自分探し」という行為を、ロジカルに捉えた文章が読めるだろうと期待したのですが、 なんと、相当に情緒的な文章が続き、掴みどころがないまま終わってしまいました。 つくづく、この方の作品とは相性が悪いようです・・・・。
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