『ザビエルの首』
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- 2016/01/07(Thu) -
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柳広司 『ザビエルの首』(講談社文庫)、読了。
フランシスコ・ザビエルの年譜を逆に辿っていく形で この偉人にまつわる謎を、タイムスリップした主人公が解き明かすというSFサスペンスです。 登場人物は本当に存在した人で、謎解きの対象となる事件自体は作り話という 理解で合っていますかね? 著者お得意の歴史ものなので期待したのですが あまり物語りにはワクワクできませんでした。 キリスト教の布教活動という行為自体に 歴史の事象として、私が好ましい印象を持っていないからかもしれません。 その分、主人公の男が布教活動をしている登場人物たちに対して投げつける 厳しい言葉に多少スカッとするところがあったり(苦笑)。 でも、本作での宗教観は浅い感じなので やっぱり物足りなさの方が強く感じちゃいますね。
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