肉筆浮世絵 美の競艶
- 2015/12/27(Sun) -
『肉筆浮世絵 美の競艶』

展覧会の年内見納めは、お初となる上野の森美術館に行ってきました。

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肉筆浮世絵がテーマということで、メインは美人画の数々なのですが、
私は河鍋暁斎の『一休禅師地獄太夫図』がお目当てです。

一休和尚が踊り、骸骨が騒ぎまくるこの作品は、
今回の展示会の中では甚だ異色なのですが、
それでも、美人画だけを見比べると、その技法の高さは群を抜いていると思います。

今回、たくさんの美人画を見ることができましたが、
やはり技術の高い傑作は、今の時代に眺めても美人だと思えます。
反対に、拙い技術では、絵師の感動が上手く伝わってきません。

あと、市中の様子を細々と描写した作品では、
豆粒のような人々のサイズなのに、その表情の豊かさに引き込まれます。
江戸の市中の人々は、総じてにこやかで、怒っていてもひょうきんさがあり、
暗くジメジメしていないので、人々にとって概ね幸せな時代だったんだろうなと思います。

江戸の街の大きさや、建物の集中度合い、人々の活気など、
その当時の世界で見ても、随一の賑やかさだったのではないかと思います。
今の東京もあやかりたいものです。

他に印象に残ったのは、葛飾北斎の、早描きのようなササッとした筆捌きによる美人画2点でした。
肩の力は抜けているのに、その存在感が素晴らしかったです。
絵葉書で部屋に飾りたかったのですが、
残念ながら販売されていませんでした。

20151227_120733_640 (576x1024)

隣の小部屋で関連展示も行われていたので見てきました。
川瀬 巴水も良いですねぇ。

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