『魚河岸マグロ経済学』
- 2015/11/29(Sun) -
上田武司 『魚河岸マグロ経済学』(集英社新書)、読了。

国際的なマグロの漁獲・流通問題を斬った本かと思ったら、
大間のマグロを専門に取り扱う仲卸の主人の語り下ろしでした。
全然予想と違う(苦笑)。
ま、買うときに中身を確認しない私の問題ですけど・・・・・。

仲卸の主人の仕事や日常の場に、学者先生が帯同して取材し、
主人が語った言葉がそのままの口調で文章に落とされているという体裁です。
慣れるまで少し読みづらさを感じましたが、途中からはリズム感が心地よくなってきました。

内容は、大間での漁の様子を見に行くところから始まり、
魚河岸の様子や、卸している先の寿司屋等の様子を描き、
その合間に、マグロの商売に関する知識を披露していきます。

幅広く語られるので、面白く読めますが、
マグロの話に偏っているので、魚の流通問題に一般化するのは厳しいです。
ま、それだけマグロ経済というものが独立して存在しているという証なのでしょう。

わたしは関西寄りの生まれなので、それほどマグロを食べることに強い執着はないのですが、
それでも、実家で刺身を食べるときは、近所の魚屋さんが
「今日は良い赤みが入ったから、どうですか?」と売り込みに来たものを
相応のお金を払って買っていたようです。

「うちの御飯は、お刺身だけは良いものを買っとるんやからな」と
変なところで祖母が自慢していたのを思い出します。
残念ながら、子供の頃の私は、赤身があまり得意ではなったのですが・・・・。

今でも、お刺身は、タイやヒラメのような白身や、
赤身でもハマチなどの方が好きだったりするのですが、
それでも、刺身盛り合わせで美味しそうなマグロがどーんとのっていると、
幸せな気分になります。


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上田 武司

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