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『ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる!』
- 2015/11/11(Wed) -
堀江貴文、岡田斗司夫
     『ホリエモンとオタキングが、カネに執着するおまえの生き方を変えてやる!』(徳間書店)、読了。

帯にホリエモンとオタキングが並んで写っているのですが、
岡田センセ、リバウンドしましたよね~(苦笑)。
堀江さんの方がスマートな体型をきっちりキープしてます。

さて、2人の対談本ですが、
中心テーマとなっているのは、「貨幣経済」に対する「評価経済」という概念。
どうやら岡田センセの造語のようですが、
「貨幣の代わりに評価が流通する社会」「評価と影響を交換する社会」とのこと。

結局は、評価や影響を直接交換することは今の社会ではできないので、
その仲介を貨幣が行っているように私は感じたのですが、
でも、貨幣そのものの価値ではなく、評価や影響が価値を定めており、
貨幣はその価値のボリュームを表現する単位に過ぎないという気はしました。

この概念を理解するためには、対談ではなく、きちんと岡田センセの著書を読んだ方が良さそうです。

もう1つ、この対談で気づいたのは、ホリエモンの知的好奇心を前にした謙虚な態度です。
ライブドアの代表だった頃は、露悪的な態度と物言いという自己演出もあって、
上から目線の嫌なヤツに見えていましたが、檻から出てきた後は演出を変えたために、
素の堀江さんが出てきているのだと思ってます。

で、自分の知らないことで、かつ面白そうだと感じたものについて、
素直に「何ですかそれ?」と質問し、「教えてください」とお願いする姿に、
知的好奇心に対する真摯な姿勢が印象に残りました。

これだけ名前が売れて、しかも時には世間に叩かれる役回りを背負わされている人にとって、
こうやって「知らない」と言える素直な態度は、意外とハードルが高いのではないかと思います。
私でさえ、知っているふりを取り繕ってしまったりしますから(苦笑)。

膨大な知識量をベースにして生きている人は、
知的好奇心に対して素直な姿勢があってこその、知識の蓄えなんだろうなと思いました。


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