『怪魚ウモッカ格闘記』
| ||
- 2015/10/30(Fri) -
| ||
高野秀行 『怪魚ウモッカ格闘記』(集英社文庫)、読了。
タイトルに惹かれて買ってみました。 UMAであるインドの謎の魚、その名も「ウモッカ」を探しに行くという冒険譚。 ただし、冒険そのものだけでなく、ウモッカ情報との出逢いから、専門家へのヒアリング、 インド渡航の準備、そしていよいよ出国・・・・・と、 準備段階から時系列に沿って、アレコレと読むことができます。 冒険そのものがどういうことかを知るのではなく、 冒険に惹かれる人というのは、どういう思考回路で、どういう行動を起こすのかを知ることができます。 馬鹿馬鹿しいことに、これだけ一生懸命、時間をかけて努力できるというのは、 非常に幸せなことだと思います。 そういう思いをひしひしと感じて、いよいよ出発!というところまで来たのに、 何その展開!?というオチ。 確かに、準備段階において、さらっと懸念には触れていましたが、 まさか、この展開となってしまった冒険譚を、本にしようと思うなんて・・・・・・ という出版側のチャレンジ精神に驚きました。 ま、インド的な適当さも垣間見えて、面白かったですけどね(笑)。 他の作品も読んでみたくなりました。
![]()
|
||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック | |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/4598-05b86d63 | |
|
| メイン |
|