『Wedge 2015年11月号』
- 2015/10/25(Sun) -
『Wedge 2015年11月号』

特集の「地方移住」は最近興味があるテーマなので、ナイスタイミング!ということで
新幹線で買って読みました。

地方移住で幸せになった人もいれば、失敗した人もいる。
ま、全員が成功するわけではないというのは、当たり前のことですよね。

この手の当事者取材記事になると、
どうしても成功者のコメントは「ゆったりと時間を過ごせる」「好きなことができる」などといった
深い共感に至らない抽象的なものになってしまいがちですが、
一方で、失敗事例の方は、「地元の人と○○で揉めた」「予想していた○○が違っていた」
といった具体事例が挙げられるので、失敗事例のほうが読後感としては印象に残ります。
記事もそれを狙っているのでしょうが(苦笑)。

冷静に、田舎暮らしの姿を自分なりに想像してみて、
変な期待感を持たずに、まずは、郷に行っては郷に従えの心で
地元に溶け込む姿勢が大事なんでしょうね。

それ以外の記事では、子宮頸がんワクチンが興味深かったです。
薬害の話が女性週刊誌などでセンセーショナルに書きたてられたのを見て、
へぇ、副作用が怖いワクチンなんだねー、と思っていたのですが、
そもそも副作用なのか、ワクチン接種とは関係なしに思春期の女性にみられる病気の発症なのか
分かっていなんだということを初めて認識しました。

予防接種のもともとの概念からすれば、
自然体での発症率(その先の致死率)と、ワクチン接種による副作用発生率+ワクチンコストの
比較で判断すべきことなのでしょうが、
副作用にかかってしまったら、怒りのぶつけどころがなくなるという状況も理解できます。
(もし、これが副作用だったら・・・・の前提ですが)

しかも、思春期の女子が対象ということで、
接種前の説明にも、症状発症後の説明にも母親が前面に登場してくるという構造が
事態を複雑にしているという問題も興味深く読みました。

母親として、当然、娘を守りたいという思いが強いでしょうし、
また、自分が説明を受けてOKを出したことへの罪悪感があるでしょうし、
裏を返せば、責任逃れをしたいという気持ちも生まれるでしょうし、
一定層の母親に関しては、リテラシー不足の問題もあるのではないかなと危惧します。

面白いと表現しては不謹慎かもしれませんが、
社会科学的にも興味深いテーマだなと感じました。


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Wedge編集部

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