『社会起業家になる方法』
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- 2015/10/26(Mon) -
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大島七々三 『社会起業家になる方法』(アスペクト)、読了。
社会企業家というと、理想を追い求めて頭でっかちな人をイメージしちゃうのですが、 本作で取材された人々は、いずれも、自分の活動を「事業」としてしっかり見据えていて、 きちんと収益も上げて、継続的な活動にしていこうという 現実的な目線を持っているので、共感することができました。 出発点も、高尚な理想を目指すのではなく、 「地元の町が寂れているから何かイベントをやろう」とか 「自分が欲しいと思ったサービスがないから、自分で作ってしまおう」とか どちらかというとビジネス視点、もしくは自分本位(良い意味で)な視点であり、 そこにも地に足の着いた安心感を覚えます。 社会企業家とか、NPO法人とか、 食べていけないけど、理想に向けて燃える人々を想像してしまいがちですが、 きちんと一人前の仕事として、事業として成立させることができたら、 面白い活動であり、やりがいのある活動なんだろうなと思います。 社会起業家に対する見方が変わった一冊でした。
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