『巨象も踊る』
- 2015/10/14(Wed) -
ルイス・ガースナー 『巨象も踊る』(日本経済新聞社)、読了。

IBMを立ち直らせた男の自叙伝。

自分の勤め先もIBMとお付き合いがあるのですが、
やっぱり一大ブランドの世界企業ということで、やはりエリート然としたところがあり、
上手い方に転べば信頼感になりますし、下手な方に転べば不信感や反発心になるという
なかなか難しい社風を背負った会社だと思います。

著者が経営トップにあったときのIBMは、私は子供だったので当然意識することはなく、
引き継いだときの大変さや、成功時の褒められっぷりは知らないのですが、
今のIBMの事業の土台を作ったのは、この人なんだなぁということが本作で分かりました。

長い本なので、正直、途中で読むのがしんどくなった部分も多々あったのですが、
第22章の「原則による指導」のパートが、一番印象に残りました。

やはり、低迷している企業においては、
事業の原則をシンプルに明確に言い表すことが、一体感の醸成というか、
何をしたら良いのかを全員が理解し、行動するという上で、非常に大切なことなんだなと
改めて分かりました。

そして、そのメッセージの内容もさることながら、
どのような表現で、どのような分量で、どのようなタイミングで、どのような順番で
各メッセージを発するのかということも、その効果に大きな違いを生み出すのだろうなと
想像が出来ました。

このメッセージを出し、自らがメッセージに則って行動し、部下をメッセージに応じて行動させることができる
唯一の人が、社長という立場なんだろうなと思います。

これは、きっと、規模の大小に関わらず、社長にしかできない仕事なんだろうと思います。

今回の読書では、そこを改めて考えられたのが良かったです。


巨象も踊る巨象も踊る
ルイス・V・ガースナー 山岡 洋一

日本経済新聞社 2002-12-02
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