『恋するフェルメール』
- 2015/10/11(Sun) -
有吉玉青 『恋するフェルメール』(講談社文庫)、読了。

玉青さんが世界中で追いかけているフェルメール作品について
旅の記録とともに綴った作品です。

特定の画家にはまる理由って何なんでしょうか?
私自身だと、伊藤若冲河鍋暁斎だったりするのですが、
前者はたまたまテレビで鶏の絵を見かけて、後者は若冲の絵を見に行った展覧会で達磨の絵を見て
瞬間的に一目ぼれしてしまった感じです。

他の日本画家との違いを説明しろと言われると、
構図が面白いとか、技法が素晴らしいとか、表情に愛嬌があるとか、いろいろ言えはするものの、
一言で言い表すことができず、結局は、「だって好きなんだもん!」となってしまいます。

著者も、ページを割いてフェルメールの作品についてアレコレ語っていますが、
結局は、「だって好きなんだもん!」の一言に尽きるのではないでしょうか。
私と著者では、興味の対象となる画家も画風も全く違いますが、
しかし、その作品を前にすると、どういう気持ちになるのかは感覚的に共有できたような気がします。

フェルメールは、「真珠の耳飾の女」が最初に頭に浮かんできますが、
どうも私は、畏怖を感じてしまって、どちらかというと苦手な画家の1人です。
何か裏側に恐ろしいモノが蠢いているのではないかと勘ぐりたくなる表情のような気がして。

普段、花鳥風月を対象とする日本画や、暁斎のウィットに飛んだ人物描写に慣れ親しんでいるので
人間そのものを緻密に描こうとする西洋画に苦手意識があるのかもしれません。


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