『砂漠』
- 2015/08/10(Mon) -
伊坂幸太郎 『砂漠』(新潮文庫)、読了。

いやはや、面白かったです!

タイトルと表紙絵の感じから、冷たい感じのお話を想像してたら、
熱い大学生活の青春ストーリーでした。

伊坂作品は、どこかズレている感じの登場人物が物語をかき回してくれることが多いのですが
本作でも西嶋という不思議な敬語で友人と会話をする男が登場。
正直、自分の日常生活にいたら、多分近寄っていないと思うのですが、
なぜか、この小説の世界観の中では、憎めないんですよねー。

そして、西嶋が集めたマージャン仲間の北村、東堂、南、プラス鳥井。
彼らが繰り広げる会話自体が、「あぁ、大学生活って、こんな感じでくだらなくも楽しい日々だったな」と
思い出に浸るのに十分な青春っぽさ。
ちょうど土曜日に大学の先輩後輩たちと飲み会があったので、
自分の生活の感情ともマッチして、楽しく読めました。

途中で起きる交通事故は、もし自分が直面したらと思うと壮絶な内容ですし、
自分の友人が巻き込まれていたら、正直なんと声をかけてよいものか分からないほどの
強烈な出来事です。
しかし、彼らは、彼らなりのやり方で受け止め、乗り越えていく。
本当に強い5人だなと感じ入りました。

その気になれば、砂漠に雪を降らせることもできる

「その気になれば」というところが、非常に大事なんだなということが伝わってきました。


砂漠 (新潮文庫)砂漠 (新潮文庫)
伊坂 幸太郎

新潮社 2010-06-29
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