浮世絵の戦争画
- 2015/07/27(Mon) -
久々に日曜がぽっかり空いたので、
お散歩がてら原宿の大田記念美術館に行ってきました。

相変わらず、原宿という街は異質な感じで苦手です・・・・・。
が、館内は落ち着いた客層でほっと一安心。
今日が最終日だったのですが、そこまで混んでいなくて、じっくり観られました。

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戦争をテーマにした浮世絵の展示ということで、
古くは源平合戦の様子から、近いところでは日清・日露戦争あたりまで、
明治以降の浮世絵師たちの作品が並びます。

面白いと思ったのは、幕末の混乱期の様子を幕府の圧力により直接描写できないからということで、
源平合戦や蒙古襲来などの舞台を借りながら、しかし同時代の人が見れば
今の時事ネタを扱っているんだと分かる風刺画の数々。
謎解きのような一面と、風刺が持つアイロニーが描かれた人々の愛嬌ある表情に出ている一面と、
その多面的な面白さに惹かれました。

時代が新しくなり、戦争報道という意味合いが強くなってくると、
そのあたりの愛くるしさや、斜に構えたような姿勢の余裕がなくなり、
写実的な描写と重苦しい表情で、あまり面白みがありません。

そんな中、日清・日露戦争を描いた小林清親の作品が、
その光と影の使い方のモダンな感じに強く惹かれました。
もっと他の作品、戦争画以外の作品も観てみたいと感じました。

小林清親は、光と影、黄味を帯びた白と闇の黒の対比でしたが、
それ以外の作品では、浮世絵独特の朱色が戦争の場面に勢いを添える役割を果たしており、
非常に「赤」が目に残る展示でした。

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