『鹿男あをによし』
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- 2015/07/25(Sat) -
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万城目学 『鹿男あをによし』(幻冬舎文庫)、読了。
いやはや、一気読みでした。 東京の大学院で神経衰弱になり、 数ヶ月間だけ奈良の女子高で臨時教員をやることになった主人公。 初日にいきなり「マイシカで駐禁をとられたので遅刻した」と開き直る女子生徒にやりこめられ、 とんでもない教師生活が始まる・・・・・。 もう、この時点で面白いのに、さらに、公園で鹿が話しかけてくるという暴挙(爆)。 さらには、女子高の姉妹校同士の大和杯での剣道対決や 卑弥呼や大宝地震などの歴史の要素も絡まって、 もう、てんこ盛り。 でも、しっかりと全部のネタを拾って、 最後にきちんとまとめあげてみせる手腕は素晴らしいです。 正直、『鴨川ホルモー』は、ちょっとイッチャッてる感じがして その世界感に踏み込めない印象を受けたのですが、 本作は文句なしに面白かったです。 青春モノが好きな人も、謎解きが好きな人も、 歴史モノが好きな人も、変なモノが好きな人も、 どんな切り口で読み始めても、満足できるのではないかと思いました。 正直、奈良って、小学校の修学旅行や中学校の遠足以来、 きちんと訪れたことがないので(実家は隣県なのにね・・・・・)、 奈良に行って鹿と戯れたくなりました。
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