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『ゲーテさんこんばんは』
- 2015/07/20(Mon) -
池内紀 『ゲーテさんこんばんは』(集英社文庫)、読了。

ゲーテの入門書、解説本というよりも、
ゲーテにまつわるエッセイ集と言った方がしっくりくるような本です。

ゲーテの人となりにスポットを当て、
ちょっととっつきにくい印象の哲学者の素顔を伝えます。

しかし、私は、そもそもゲーテの実績自体をよく知らなかったので、
『ファウスト』が分かっていませんし、そもそも、
「へぇ、『若きウェルテルの悩み』って恋愛小説だったのね~というレベルです(苦笑)。

『ファウスト』とか、大作過ぎて、しかも戯曲だし、
悪魔との対話とか、多分ついていけないわぁ・・・・・ということで
全く関心が持てていませんでした。

本作を読んだら変わるかな?と思いましたが、
そこは、やっぱり無理でした(苦笑)。
でも、ゲーテという偉人が、雲の上のよく分からない人ではなく、
人間なんだなということは伝わってきました。

哲学者って、「面白い人」とは簡単には言えない
やっぱり難解なものを感じてしまいます。


ゲーテさんこんばんは (集英社文庫)ゲーテさんこんばんは (集英社文庫)
池内 紀

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