『哲学の教室』
| ||
- 2015/07/12(Sun) -
| ||
小川仁志 『哲学の教室』(中経文庫)、読了。
深夜の高校に偉大な哲学者たちが講義をしにくるという設定。 このSF的設定が活かせてたのかは疑問ですが、 哲学者と現代高校生の対話という形で進んでいくので 入門書としては読みやすかったです。 13人の哲学者が登場し、 個人的にはフーコーを目当てに読んだのですが、そこは目新しさはなくイマイチ。 むしろ、今まであまり読んだことがなかったサルトルの「自由」についての章が 興味深かったです。 ま、少ないページでは玄関先ぐらいしか見えていない状況でしょうから、 もう少し骨のある本で読んでみたいなと思いました。 あと、偉大な哲学者に現代の社会問題を語らせるのは一つの演出方法だとは分かりながらも、 マルクスがネオ・リベラリズムについて語っている様子は、やっぱり何だか違和感(苦笑)。
![]()
|
||
コメント |
コメントの投稿 |
トラックバック |
トラックバックURL
→http://seagullgroup.blog18.fc2.com/tb.php/4450-eb189e75 |
| メイン |
|