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『百日紅』
- 2015/06/30(Tue) -
『百日紅』

残業、残業、休日出勤、早朝出勤、残業・・・・・が嫌になっちゃって、
仕事を放り出して映画館へ(苦笑)。
21時開始というちょうど良いタイミングだったので、観てみました。

なんと最初にメイキング映像つき。
監督の原恵一さんの制作の様子を中心に、作品が出来上がっていくまでと、
ところどころに原作者の杉浦日向子さんのご家族のインタビューを挟みつつ、
監督の作品にかける思いを綴っています。

個人的に、作品や監督への思い入れは特にない状態だったので、
アニメーションの製作過程という技術的な部分に魅せられました。
このCG全盛時代に手書きで絵コンテやら原画やら描いている姿に、
こだわりだなぁと感心する反面、これで国際競争に勝ち残れるのかなぁ・・・とやや不安にも。

で、肝心の本編ですが、絵が美しかったです。
江戸の街並みを映す遠景の映像とか、浮世絵から仏画まで幅広く登場する日本画の数々、
そして、その日本画の趣をアニメーションの中で味付けとして上手く動かしてみせる演出など。
筆一本で描かれる下絵の描写が特に気に入りました。

一方で、ストーリーの方は・・・・・。
ショートストーリー5編を1つの作品として繋げたということのようでしたが、
全体を通した大きなテーマが何だったのかがよく分からず、
かといってショートストーリーの方にもヤマ場がどこなのか分からないまま次に移っていき、
非常に淡々とした内容でした。

この作品を見て、江戸の文化とか、日本美術史とかに興味を持つ人は多いかもしれませんが、
原作の杉浦作品が面白そうだから読んでみたい!となるかというと、微妙な感じでした。
監督が目指した「杉浦作品を多くの人に知って欲しい」という目的は
達成できなかったのではないかと個人的には危ぶむ内容でした。

あと、声優さんは、やっぱり声優が本業の人にやってほしいです。
声がのぺっとしていて江戸の風情に合っていないように感じました。


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