『通天閣』
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- 2015/05/23(Sat) -
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西加奈子 『通天閣』(ちくま文庫)、読了。
大阪の街の底辺近くで日々を送る40代の男と20代の女のお話。 それぞれの日常が、淡々と・・・・というか、ネガティブ臭を発散しながら 描かれていくので、前半を読んでいくのがしんどかったです。 自分の毎日を変えようという意志がないのに、周囲への視線が冷ややかなので、 読んでいると主人公たちと一緒に自分までもが堕ちていくような いやーな気分になっちゃうんですよね(苦笑)。 この2人、いったい、どこで交わるんだろうか?と 段々しんどく感じるころになって、タイトルどおり通天閣界隈で接近するのですが、 うーん、なんだかバタバタしてて、私的にはイマイチな展開でした。 ちょっと、楽しみ方が良くわからないまま終わってしまった感じです。
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