『ヒア・カムズ・ザ・サン』
- 2015/05/20(Wed) -
有川浩 『ヒア・カムズ・ザ・サン』(新潮文庫)、読了。

面白かったです!

雑誌編集者の主人公、同じ職場の同僚。
主人公は、人の想いが詰まったものに触れると、その想いを感じ取ることができる特殊能力を持つ。
そんなある日、その同僚の父親が20年ぶりにアメリカから帰国する・・・・・。

1つの設定を、2つの物語で綴った一冊。

小説だったり、舞台化したりと、いろいろビジネス的な話は尽きないようですが、
単純に2種類の小説を並べた作品として、読み比べてみて面白かったです。
1つ1つの作品自体も、読み応えがありました。

特殊能力に関しては、「そんな都合よく、知りたいことや、意味のあることだけ感じ取れるなんて・・・」
と、都合の良い設定だと思わなくもないですが、
物語の味付け程度に抑えられていて、人間関係を描く部分が主軸だったので、
それほど気にせずに読めました。

むしろ、この主人公のキャラクターが、
この特殊能力のおかげで形成されたものなのだという背景が
説得力を持って描かれていると感じました。

無責任な父親のキャラクターはともかくとして、
それ以外の登場人物たちの思いやりが心地よい作品でした。


ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)ヒア・カムズ・ザ・サン (新潮文庫)
有川 浩

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