『拝金』
- 2015/04/25(Sat) -
堀江貴文 『拝金』(徳間文庫)、読了。

ホリエモン、またまた、露悪趣味なタイトルの本を書いてるなぁ・・・・・と思ったら、
何と小説でした!?

ライブドアの急成長~ニッポン放送買収事件~逮捕と続く
ホリエモンの半生(といってもたかだか数年)を下地にした私小説というか暴露本?
いや、これは、言い訳本かも。

株式会社伝書鳩の話は、素直に面白いと思っちゃいました。
単なる時間つぶしのゲームというだけではなく、
自分自身が遠くに出向いて鳩を放つというアクションがある点や、
ユーザー同士の交流があったり(しかもランダムに)、
あえて通信ネットワークとしてノイズを入れてみたりと、アイデア満載。

こういうところを見ていると、やっぱりホリエモンは、
最初は自分の頭の力で出てきた人なんだなと感じます。

しかし、物語が進み、主人公の経営する会社が一定の大きさになってくると、
(創業から、この一定の大きさになるまでの間が結構端折られているのがそもそも不満・・・・)
話の軸がアイデアやひらめきから、闘争というものに変わってきて、
ビジネス感覚としての面白さが失われていきます。ただの戦争。

実際の事件をモチーフにしているので、
こういう見せられ方をすると、かなり言い訳がましく聞こえてしまいます。
敗軍の将、くどくどと過去を振り返る・・・・みたいな。
しかも、主人公の黒幕に、「チーフデザイナー」という存在を置いてしまう設定が、
なおさら責任逃れのように思えてしまいました。

ただ、最後のフジテレビ批判というか、フジテレビの将来を予言したところは興味深かったです。
現に今、フジテレビがボロボロになってしまっているのは、
ライブドアとの闘争において多額の資金を使い果たしてしまい、
節約に節約を重ねた結果の番組の質の急低下なんだなと。

ホリエモン、こんなに自分を露悪的に見せる必要ないのに・・・・と感じることが良くあります。
もう、病気みたいなものなのかもしれませんが。
根は、ちゃんと社会を捉えている人だと思うのですが。


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堀江貴文

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